多摩市市民葬指定取扱業者 厚生労働省認定 葬祭ディレクター在籍
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臨終の際の大切な心得について


●危篤を知らせる
危篤とは、病状が悪化し、生命が危険な状態に陥ることをいいます。そのときから葬儀の準備が始められるとも、いえます。
「あと一日か二日ではないでしょうか」
などと医師から病人の危篤状態を告げられたら、手分けして、速やかに各関係者に連絡をとります。

 

●危篤連絡の順番
連絡の順番は家族や近親者を最優先とし、次に病人が会いたがっている人、病人に合わせたい人に連絡をとります。連絡する範囲や順番については、事前に決めておいたほうが、いざというときに慌てず対処できます。危篤の連絡は、深夜や早朝であっても電話などで連絡をとります。その際、
・危篤者の氏名
・危篤者のいる場所とその電話番号(正確な病院や病室)
・来てほしい時間
を相手側に伝えます。

 

●危篤連絡の言葉
挨拶や病状などの細かい説明は省いてもかまいません。用件だけを的確に伝えることが大切です。
例)
「夜分遅い時間に申し訳ございません。私は[自分の名前]と申します。実は[病人の名前]が危篤状態となりました。[病院名、病室]に入院中ですが、人目会っていただけないかと思い、お電話をいれさせていただきました」
伝言による場合などは、病院名など復唱をお願いします。ただし伝えたい相手が高齢者であったり、病気療養中の時は、ご家族の判断に任せるようにします。

 

●末期(まつご)の水
臨終にあたっては、末期の水(死に水)をとる習わしがある場合があります。故人への最後の手向けであり、お別れの儀式ともいえます。清潔なお茶碗などにお水をいれたものを用意し、そこへお箸などの先に脱脂綿を巻きつけた先端を浸し、病人の唇を軽く湿らす程度に触れさせます。臨終に立ち会った人全員が行いますが、順番は配偶者など血縁が深い順番に手向けます。他の人は自分の順番がくるまで静かに待ちます。現在では、末期の水は故人が帰宅後に行われることもあります。

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